3月24日 サークル棟祭 リポート後編

2026年7月8日

川上

3月24日、サークル棟にて各サークルが仲を深める「サークル棟祭」というお祭りが執り行われた。本年4月発行の中央大学新聞1291号ではサークル棟祭の開催の経緯を掲載したが、本記事では紙面で伝えられなかった当日の様子を2回にわたってレポートする。

後編の今回は鼓央、民族楽器研究会についてお届けする。

鼓央

15時から行われた企画は和太鼓サークル「鼓央」による太鼓パフォーマンスである。鼓央の魅力はなんといっても綺麗さであろう。太鼓の音はタイミングだけでなく、叩く強さによる音の強弱もピタリと揃っており一体感に圧倒される。鼓央の凄さは太鼓そのものだけではない。動きもピタリと揃っており動作の一つ一つに無駄が一切なく洗練されていた、それに加え威勢のよい声でキレがあり格好良かった。

一体感において特に印象的であったのが「漁火太鼓」という演奏で多く見られた、8つの太鼓を7人で、1人2台ずつ打つという奏法だ。一つの太鼓に対して2人が交互に打つ事から、少しでもタイミングがずれるとミスにつながってしまうだろう。しかしそんな心配を観客に全く感じさせないほど揃っていた。他にも人の背丈より大きい太鼓が奏でる、心に響く重低音、高い集中力が求められるであろう高速での太鼓演奏、バチを空中で回転させる技など、とても迫力のある演奏であり、会場からは大きな拍手が起こった。

洗練された動作の一つ一つに圧倒された鼓央の演奏

民族楽器研究会

15時半からは民族楽器研究会による、セッションとオリジナル曲の演奏が披露された。民族楽器研究会は、全く異なる種類の楽器を演奏している珍しいサークルである。今回使用している楽器はジャンベ(西アフリカ)、馬頭琴(モンゴル)、ウットブロック、ダラブッカ(エジプト、トルコ)、ギター、ベースだそう。とても不思議な楽器の組み合わせであるが、相性は上手く考えられており、心地の良く珍しい音色を聴くことができる貴重な機会であった。

民族楽器研究会では、普段の練習からセッションを行なっているという。そこで今回も、会員の豊富なインスピレーションを活かしたセッションを行ったそうだ。とはいえ取材していた私も、セッションと気づかないほど整えられた音楽であり、インスピレーションによる高い調整力を感じた。

セッションの演奏後は「ミルクの束縛」という曲が演奏された。曲の演奏が始まる前に、ボーカルの人がかばんから取り出したものは紙パック。そう牛乳である。

なんと曲の歌詞は「ミルクの束縛」という牛乳の説明書をそのまま歌詞として音楽にするという奇抜な歌であった。しかし歌詞の奇抜さにも関わらず、マンドリン中心となって心地のよいリズムを奏でる調和の取れた歌であった。

珍しくも心地よい音色に包まれた民族楽器研究会の演奏

私は都合上、残念ながら最後まで「サークル棟祭」に参加することができなかった。しかし、その限られた時間においても参加している観客、出演者共に生き生きとしている印象を受けた。

当大学のサークルは同じサークル棟で活動しているにも関わらず、交流が少ない現状にある。今回のサークル棟祭のような、サークル同士の交流を深める機会が広がっていってほしいと思う